book.gif (3724 バイト)top01.jpg (17549 バイト)
 
book00.gif (3546 バイト)
 

book10.gif (182 バイト) book001.gif book002.gif book003.gif book004.gif book005.gif book006.gif book007.gif book008.gif book009.gifbook11.gif (338 バイト)

book07.gif (1108 バイト)

和名:マイヅルソウ[舞鶴草]
学名:Maianthemum dilatatum ユリ科マイヅルソウ属

北海道から九州に分布し、樺太、カムチャッカ半島、朝鮮半島、中国東北部、シベリアの他、北アメリカにも見られる。山地のブナ林などの林床に生え、しばしば群生する。葉身は心臓形で並行脈が目立つ。5-7月、茎の先に総状花序を出し、白色の小さい花をつける。果実は液果で、秋に赤色に熟す。
和名は、左右上方に曲がった葉脈の形を、鶴が翼を広げて舞うようすに見立てたことによる。

 

和名:マサキ〔柾、正木〕
学名:Euonymus japonicus ニシキギ科ニシキギ属

東アジアの温帯から亜熱帯に分布し、日本では北海道から九州までの海岸に生育し、暖かい土地ほど普通に見られる。関東地方以西ではトベラなどと共に海岸林をつくる。高さ3mほどになる。若い茎は緑色。葉は対生し、葉身は楕円形、先は鈍形で縁には重鋸歯がある。花期は6-7月。果実は球形で径7mm、熟すと3または4裂し、橙色の仮種皮を持つ種子を3出する。
和名は、真青木(まあおき)から変化したなどの諸説がある。

 

和名:マテバシイ
学名:Lithocarpus edulis ブナ科マテバシイ属

日本に固有で九州南部と南西諸島に自生し、本州の関東地方南部、紀伊半島、四国、九州北部にも野生化する。スダジイに比べると伐採後の萌芽力が強く、伐採を繰り返すうちに本種の萌芽二次林になっている地域もある。高さ10mほどになる。葉身は倒披針形、基部はくさび形。きわめて硬い革質。雌雄同株。花期は6月頃。堅果は翌年の10月頃熟し、長楕円体で長さ2-2.5p、殻斗は深い皿型で瓦状に合着する鱗片に覆われる。堅果は食べられる。
和名の由来には諸説があるが明らかではない。

 

和名:マムシグサ[蝮草]
学名:Arisaema serratum var. serratum サトイモ科テンナンショウ属

北海道から九州に分布する多年草。平地から林地の林内、林縁のやや湿った腐食質土壌に生育する。茎の模様はマムシにそっくり。4月上旬から7月、葉の上に蛇が鎌首をもたげたような仏炎苞をつける。仏炎苞の中に、円柱状の花序がある。果実は秋に緑色から朱色に代わり、ジョウビタキなどに食べられる。
和名は、茎と鱗片葉にマムシの皮のような模様があることによる。

 

和名:マユミ〔真弓〕
学名:Euonymus sieboldianus ニシキギ科ニシキギ属

北海道から九州に分布し、朝鮮半島にも見られる。低地から山地のやや湿潤な林内や林縁に生育する。高さ3-12mになる。葉は数枚が対生し、葉身は長楕円形、先はとがり、縁には細かい鋸歯がある。雌雄異株。5-6月、新しい枝の基部に集散花序を1-2対上向きにつける。朔果には4稜があり、熟すと淡紅色。晩秋、4つにわれ、橙赤色の仮種皮を持つ種子があらわれる。
和名は、材が粘り強く、弓をつくったためという。

 

和名:マルバアオダモ
学名:Fraxinus sieboldiana モクセイ科トネリコ属

北海道から九州に分布し、朝鮮半島にも見られる。丘陵から低山のやや乾燥した尾根によく生育する。高さ5-12mになる。冬芽は卵形でざらつく芽鱗で覆われる。葉は対生し、奇数羽状複葉。4月上旬から5月、新しい枝の先に灰白色の円錐花序を出し、4個の線形の花弁がある小さな花を多数つける。秋、倒披針形で基部に1種子を含む翼果が熟す。
和名は、鋸歯が少ない葉を持つアオダモの意。材は粘り強いため野球のバットに使われる。

 

和名:マルバニッケイ〔丸葉肉桂〕
学名:Cinnamomum daphnoides クスノキ科クスノキ属

九州(福岡・鹿児島県)、南西諸島に分布する常緑高木。海岸の岩場や砂地によく生育する。幹は直径30cmほど、高さ10mほどになる。樹皮と葉には芳香がある。葉は対生またはやや互生し、絹毛に覆われた柄がある。葉身は倒卵形、先端は丸く、全縁で縁は裏面へ反り返る。硬い革質で3脈が目立つ。花期は6月と12-1月の2回。液果は楕円形で11月に紫黒色に熟す。
和名は、ニッケイの仲間で葉が丸みを帯びることによる。

 

和名:マルバフユイチゴ(別名 コバノフユイチゴ)
学名:Rubus pectinellus バラ科キイチゴ属

本州、四国、九州に分布する常緑小低木。山地の林内などに生え、沿海地では見かけない。屋久島では高所の登山道沿いや黒味岳の山頂付近で見られる。茎や枝には白色の毛と上向きの刺がある。葉は互生し、葉身は3-8cmの円形。5-7月、枝先に直径2pほどの5枚の花弁を持った白色の花が1個咲く。果実は直径約1pの球形で、8-9月に赤く熟し、食べられる。

 

和名:マンリョウ[万両]
学名:Ardisia crenata ヤブコウジ科ヤブコウジ属

東アジアの暖温帯から亜熱帯に分布し、日本では、関東地方南部以西の本州、四国、九州、南西諸島に分布する。照葉樹林の林床に成育する。高さ30-70cmになる。葉身は長楕円形、縁がひだ状に波打っている。葉質は厚く、表面は濃緑色で光沢がある。7月頃、枝先に短い柄のある散房状の花序を出し、小さい白色の花を咲かせる。果実は球形で径約6mm、12月頃赤く熟す。
和名は、同属のカラタチバナの漢名である百両金に対するものとされる。

 

和名:ミミズバイ〔蚯蚓灰〕
学名:Symplocos glauca ハイノキ科ハイノキ属

東アジアに分布し、日本では関東地方南部以西の本州、四国、九州、南西諸島の照葉樹林に見られる。幹は赤褐色で、高さ3-10mになる。葉身は狭楕円形で全縁。厚い革質、表面は濃緑色でやや光沢があり、裏面は灰白色。7-8月、花冠の5深裂した径7mmほどの白色の花を多数咲かせる。果実は卵状長楕円体で長さ1.2-1.5cm、翌年の8月頃黒紫色に熟す。
和名は、ハイノキの仲間で果実がミミズの頭に似ていることによる。

 

和名:ミヤマシキミ〔深山樒〕
学名:Skimmia japonica var. japonica ミカン科ミヤマシキミ属

関東地方以西の本州、四国、九州に分布し、台湾の高地にも見られる。山地のアカガシ林の林床に多い。有毒植物。高さ1.5mほどになる。葉身は長楕円状倒披針形。革質で表面は光沢があり、裏面は黄緑色。葉はシキミに似るが、日にすかすとミカン科特有の油点が見える。雌雄異株。4-5月、枝先に円錐花序をつけ、白色の小さな花を咲かせる。果実は球形で径約8mm、11月頃朱色に熟す。
和名は、シキミに似るが山中に生えるためについた。

 

和名:ムギラン〔麦蘭〕
学名:Bulbophyllum inconspicum ラン科マメヅタラン属

関東地方以西の本州、四国、九州に分布し、韓国(済州島)にもみられる。岩上または樹上に群がって着生する。茎にはまばらにひげ根と偽鱗茎をつける。偽鱗茎は卵形で長さ5-8mm、緑色。葉は偽鱗茎に1枚づつつき、葉身は倒披針形で長さ1-3.5cm。葉質は多肉で革質、緑色または黄緑色。6月頃、偽鱗茎の側方から短い花茎を出し、1-2個の白色の花をつける。
和名は、葉が落ちた偽鱗茎がムギ粒に似ていることによる。

 

和名:ムクノキ〔椋木〕
学名:Aphananthe aspera ニレ科ムクノキ属

本州(関東地方以西)、四国、九州、南西諸島に分布し、台湾から東南アジアにかけても見られる。沿岸地域のほか、渓谷沿いにも生育する。大木になると樹皮は大きな薄片となってはがれる。葉身は卵状楕円形、基部は左右非対称、先は長くとがり、表面はざらつく。雌雄同株。花期は4月下旬。秋、果実は黒紫色に熟し、果実は甘味があって食用となる。
和名は、茂(も)くの意からきたものでよく茂ることによるという。
材は農具の柄や櫂などに用いられたほか、剛毛を持った葉は、象牙やべっ甲、木地などの研磨剤とされた。

 

和名:ムベ〔郁子〕(別名 トキワアケビ)
学名:Stauntonia hexaphylla アケビ科ムベ属

関東地方以西の本州、四国、九州、南西諸島に分布し、韓国南部、中国、台湾にもみられるつる性常緑木本。林縁や二次林などに生育する。葉は5-7枚の小葉を持つ。雌雄同株。花期は5月頃。果実は卵円形でアケビより丸く、長さ約5cm。10-11月頃、紫色に熟すが裂開しない。果肉は白色で甘く食べられる。
秋の野生果物として古くは朝廷にも献上され、和名も大贄(おおにえ:朝廷への貢ぎ物としての産物)の音が、何段階かに変化したものといわれる。別名は、アケビに似ているが常緑であることによる。

 

和名:メヒルギ〔雌蛭木〕(別名 リュウキュウコウガイ)
学名:Kandelia candel メヒルギ科メヒルギ属

熱帯から亜熱帯に分布するが、ヒルギ科の中では最も北まで分布している。日本では鹿児島県(喜入町)、南西諸島に見られる。海水の干満にある河口泥地に生育してマングローブを構成する。幹は直立し泥の中で根をはり、根元で気根を斜めに出して体を支え、高さ6mほどになる。葉は対生し、葉身は狭卵形。葉質は厚く光沢がある。花期は8月。種子は樹上で発芽し(胎生種子)、幼根が長さ30-40cmに伸びる。やがて落下し、泥に突き刺さって定着するか海流で運ばれる。
和名は、発芽個体がオヒルギに対して細いことによる。

 

和名:モウセンゴケ
学名:Drosera rotundifolia モウセンゴケ科モウセンゴケ属

広く北半球に分布し、日本でも北海道から九州(屋久島)にまで分布する食虫植物。日当たりのよい湿地や渓流沿いの岩上などの湿った場所に生育する。葉は株元に叢生し、長い柄がある。葉身は円形で表面に赤褐色の腺毛がある。腺毛から粘液を出して昆虫を捕獲し、消化吸収する。6-7月、花茎の先に総状花序を出し、十数個の白色の花がつく。
和名は、腺毛が密についた毛氈(もうせん)のような葉を持ち、コケのような小さな植物ということからついた。

 

和名:モチノキ〔黐木〕
学名:Ilex integra モチノキ科モチノキ属

東アジアの暖温帯に分布し、日本では本州、四国、九州、南西諸島の照葉樹林やアカマツ林にまばらに生育する。特にシイ林内に多い。幹は灰白色、高さ8mほどになる。葉身は倒卵状楕円形、先はやや急にとがり鈍端、基部はくさび形で全縁。雌雄異株。花期は4月頃。果実はほぼ球形で径約1cm、10-11月に赤く熟す。
和名は、樹皮をはいでとりもち(鳥黐:鳥類を捕獲するために用いる)をつくったことによる。材は硬く緻密で版木や細工物などに用いられる。

 

和名:モッコク〔木斛〕
学名:ernstroemia gymnanthera ツバキ科モッコク属

東アジアからインドに広く分布し、日本では関東地方南部以西の本州、四国、九州、南西諸島の沿岸部の照葉樹林内に生育する。高さ10mほどになる。枝先では密につく。葉身は狭倒卵形、先は円形、基部はくさび形。革質で光沢があり、表面は濃緑色、ときに赤色を帯びる。6-7月、葉腋に5枚の花弁を持つ白い花を下向きに平らに開いて咲かせる。果実は球形で10-11月に紅色に熟す。
和名の由来は不明。

 

和名:モミ〔樅〕
学名:Abies firma マツ科モミ属

日本に固有で、岩手県以南の本州、四国、九州(屋久島)に分布する常緑高木。山地の尾根部など乾燥地に生育する。本種は照葉樹林帯と夏緑樹林帯の間では優占林をつくることがある。樹皮は暗灰色で鱗片状にはがれる。大きいものは20-30m、直径1mを越える。葉は枝に密に互生し、表面は光沢のある濃緑色で、裏面に2本の灰白色の縦線がある。球果は円柱状で上向きにつき、10月頃に熟し、種子は風散布される。
和名の由来は不明。

 

和名:モロコシソウ〔唐土草〕
学名Lysimachia sikokiana サクラソウ科オカトラノオ属

房総半島以南の本州、四国、九州、南西諸島に分布する。暖地の海近くの林内に生育し、屋久島では日陰の湿った登山道沿いや林道沿いなどでよく見られる。高さ30-80pになる。葉は対生し、柄がある。葉身は披針形。7-8月、径1cmほどの黄色い花を、上部の葉腋に1個づつ垂れ下がるようにつける。
和名は、中国より渡ってきたものと間違えてつけられたものと思われる。