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和名:ナギ
学名:Podocarpus nagi マキ科マキ属

本州(山口県)、四国、九州、南西諸島に分布し、中国(海南島)、台湾にも見られる。葉は対生し、葉身は楕円状披針形、葉脈が縦に走っている。雌雄異株。花期は5-6月。種子は径1-1.5cmの球形、白色の粉で覆われた緑色で10月に熟す。
和名は、葉の形がミズアオイ科のコナギ(古名ナギ)に似ているためとされる。
古くから神社に植えられ神木ともされる。アレロパシー(他感作用:特定の植物が出す物質が他の植物に及ぼす作用)があり、奈良の春日大社ではナギの優占林が見られる。

 

和名:ナナカマド〔七竈〕
学名:Sorbus commixta var. commixta バラ科ナナカマド属

北海道から九州に分布し、千島列島、樺太、朝鮮半島にも見られる。山地から亜高山の落葉樹林内に生育する。また、風のあたる岩場では低木林を構成する。葉は奇数羽状複葉で、秋に紅葉する。5-7月、枝先に白色の小さな花を多数つける。果実は径6mmほどの球形で、秋に赤く熟し、鳥によって散布される。
和名は、材が燃えにくく、7回竈に入れても燃え尽きないことによるという。

 

和名:ナンゴクウラシマソウ
学名:Arisaema thunbergii サトイモ科テンナンショウ属

中国地方以西の本州、四国、九州に分布し、朝鮮半島南部にも見られる。林下や林縁によく生育する。3-4月に葉と花序を出す。葉は倒披針形の小葉を11-17枚鳥足状につける複葉。花は、花茎に長さ10cmほどの肉穂花序が直立する。同属のウラシマソウに似ているが、ナンゴクウラシマソウは花序の先の付属体の基部は黄白色で太く小じわが多い点で区別できる。
和名ウラシマソウは、花序の先の付属体が糸状に長く伸びた状態を浦島太郎の釣り糸にみたてたもの。

 

和名:ナンバンギセル〔南蛮煙管〕(別名 オモイグサ)
学名:Aeginetia indica ハマウツボ科ナンバンギセル属

北海道から南西諸島に分布し、中国、台湾、東南アジアにも見られる。ススキ草原などに生える。高さ15-30pの寄生植物。全体が赤褐色で主にススキの根に寄生する。7-9月、鱗片葉の腋から3-4本の長い花柄をたて、その先に淡紅紫色で3pほどの筒状の花を1個下向きに開く。
和名は、開花の様子が南蛮煙管(西洋の喫煙パイプ)を思わせることによる。別名のオモイグサ(思草)は、花の姿がうなだれて、物思いにふけっているように見えることによる。

 

和名:ナンバンキブシ
学名:Stachyurus praecox var. matsuzakii キブシ科キブシ属

関東地方以西の本州、四国、九州、奄美、小笠原に分布する落葉低木。海岸近くの林縁などでよく見られる。山野の林縁によく生育している母種のキブシに比べ、枝は太く、葉も大きく厚く、葉の裏面は白っぽい。春に、多数の垂れ下がった薄黄色の花をつける。果実もキブシより大きく、夏に、直径1p、長さ2cmほどの楕円形の果実を房状につける。

 

和名:ネコノシタ(別名 ハマグルマ)
学名:Wedelia prostrata キク科ハマグルマ属

東アジアの温帯から熱帯に広く分布し、日本では関東地方以西の本州、四国、九州、南西諸島の砂浜に見られる。茎は地上をはい節から根を出す。葉は対生し、葉身は長楕円形で、縁に少数の鋸歯がある。葉質は厚く、両面にまばらに剛毛が生える。7-10月、舌状花のついた径2pほどの黄色い花を咲かせる。
和名は、葉の表面がネコの舌のようにざらつくことによる。別名は、花の咲く様子を車輪に見立てたもの。

 

和名:ネジバナ〔捩花〕(別名 モジズリ)
学名:Spiranthes sinensis var. amoena ラン科ネジバナ属

北海道から南西諸島に分布し、さらにアジア東部から東南アジアまで広く見られる。芝生の中に生え、時には群生状態となる。ランの仲間ではごく普通に生育し、人々に親しまれている。4-8月、茎の上部に花序を出し、多数の淡紅色の小さな花がらせん状に並ぶ。
和名は、花が捩れたつき方をすることによる。別名のモジズリも同様で、「捩(もじ)れ摺(ず)り」の略ともいう。

 

和名:ネズミモチ〔鼠黐〕
学名:Ligustrum japonicum モクセイ科イボタノキ属

東アジアに分布し、日本では中部以西の本州、四国、九州、南西諸島に見られる。照葉樹林内に生育し、海岸近くの林に多い。高さ2-3mになる。葉は対生し、葉身は楕円形で先はとがる。厚い革質。6月頃、枝先に円錐花序を出し、花冠の4中裂した5mmほどの白色の花を咲かせる。果実は長楕円体で長さ8-10mm、10-11月に黒紫色に熟す。
和名は、果実がネズミの糞に、枝や葉がモチノキ(モチノキ科)に似ていることによる。

 

和名:ノアサガオ〔野朝顔〕
学名:Ipomoea indica ヒルガオ科サツマイモ属

アジアの熱帯から亜熱帯に分布し、日本では本州(伊豆七島、紀伊半島)、四国、九州、南西諸島に見られるつる植物。人里付近の路傍や林縁に生える。葉身は心臓形で先がとがる。6-11月、アサガオに似た径10cmほどの青紫色の花を咲かせ、朝開いて昼には閉じる。栽培されるアサガオに比べ、ノアサガオは花柄は短く萼片は反り返らない。
和名は野生のアサガオの意であるが、南西諸島ではアサガオと呼ばれている。

 

和名:ノリウツギ〔糊空木〕(別名 ノリノキ)
学名:Hydrangea paniculata ユキノシタ科アジサイ属

北海道から九州(屋久島)まで分布し、千島列島、樺太、中国にも見られる。低地から山地上部の日当たりのよい林縁や疎林内にごく普通に見られる。葉は対生、ときに三輪生し、葉身は楕円形で先がとがる。7-9月、枝の先に円錐花序を出し、白色の花を咲かせる。装飾花は花序の周辺につき、3-5個の白色の花弁状の額片があり、後に少し赤づく。
和名は、樹液で製紙用の糊を作ったことによる。
新芽は食用になる。