和名:サカキ〔榊〕
学名:Cleyera japonica ツバキ科サカキ属 |
東アジアに分布し、日本では関東地方以西の本州、四国、九州、南西諸島の山地に見られる。樹皮は暗褐紅色、高さ5-8mになる。葉身は長楕円状倒卵形で全縁。革質で表面は光沢がある。枝先の芽は鳥の爪のように曲がり、とがっている。6-7月、白色で後に黄色を帯びる5個の花弁を持つ花を、下向きに咲かせる。果実は球形で径約4mm、10月頃に黒く熟す。
和名は、常緑で栄木(栄樹)の意でつけられたという。
神社の境内に植えられ、枝は神棚に飾られる。枝葉は魔よけ、病気治療に効くという俗信がある。 |
和名:サキシマフヨウ〔先島芙蓉〕
学名:Hibiscus makinoi アオイ科フヨウ属 |
九州西部(長崎県福江島、鹿児島県甑島)から南西諸島に分布する。明るい草地や路傍、林縁などに生える。屋久島でも低地の明るい草地や道路沿いなど、いたるところで見られる。幹は根際から数多く出て、高さ3mほどになる。長い柄があり、基部には細い托葉がある。葉身は広卵形で縁が浅く3裂する。9月頃から、枝の上部に淡紅色の5枚の花弁を持った大形の花をつける。
和名は、分布地の先島諸島にちなむ。 |
和名:サクラツツジ
学名:Rhododendoron tashiroi ツツジ科ツツジ属 |
四国(高知県西南部)、九州(鹿児島)、屋久島、種子島、南西諸島に分布する常緑低木。低地から山地帯の明るい林縁や沢沿いによく生育する。屋久島では標高1700m付近まで生育する。葉身は披針形。4月末頃、直径5cmほどで淡紅色の漏斗状花が枝の先の混芽からふつう3花、散状につく。花期と同じ頃に新しい葉も展開する。
屋久島では、川桜または岳つつじとも呼ばれる。 |
和名:サザンカ〔山茶花〕
学名:Camellia sasanqua ツバキ科ツバキ属 |
日本に固有で、本州(山口県指月山)、四国、九州、南西諸島に分布し、山地の照葉樹林に生育する。比較的日当たりを好み、尾根沿いや二次林などに多い。高さ5mほどになる。葉柄や若い枝、葉の両面の中肋上に短い毛がある。葉身は長楕円形、やや厚い革質で、ヤブツバキの葉に似ているが全体に小さい。10-12月、5枚の花弁を持った径5-7cmの白い花を、枝先に1個ずつ咲かせる。果実は球形、翌年の9-10月に熟す。
和名は、ツバキの中国名である山茶花をとりちがえたとされる。
種子からは油がとられた。 |
和名:サクララン〔桜蘭〕
学名:Hoya carnosa ガガイモ科サクララン属 |
アジアの熱帯から亜熱帯に分布し、日本では九州南部、南西諸島に見られる。照葉樹林のやや明るい場所に生育する。茎は岩や木の幹などに気根で付着し、数mほどに伸びる。葉身は長楕円形、肉質でかたく光沢がある。6-10月、節から短い柄を出し、多数の花を球状につける。花は淡紅色で香りがある。
和名は、花の色がサクラに似て、葉の形がランの仲間に似ることによる。 |
和名:サツマイナモリ〔薩摩稲森〕(別名
キダチイナモリ)
学名:Ophiorrhiza japonica アカネ科サツマイナモリ属 |
房総半島以西の本州、四国、九州、南西諸島に分布し、中国、台湾にも見られる常緑の多年草。やや湿った照葉樹林やスギ植林の林床に生育し、よく群生する。葉は対生し、葉身は狭卵形で全縁、表面は濃緑色でやや光沢がある。11月から翌4月、先が5裂した漏斗状の長さ1cmほどの白い花を数個咲かせる。
和名は、近縁のイナモリソウ(稲森草。三重県稲森山にちなむ)に似ているが、薩摩(現在の鹿児島県西半分)に多いのでつけられた。別名は茎が木質化することによる。 |
和名:サルトリイバラ〔猿捕茨〕
学名:Smilax china ユリ科シオデ属 |
北海道から九州に分布し、朝鮮半島、中国、インドシナ半島、フィリピンにも見られるつる植物。低山地の林縁や乾いた尾根のマツ林下などに生育する。茎は丈夫な刺が不規則に出る。葉身は卵円形で厚く光沢がある。葉柄の上部から巻き鬚が1対出る。雌雄異株。花期は春の開葉と同時。果実は晩秋に赤く熟す。
和名は、茎の刺に猿が引っかかるという連想による。
西日本ではカシワの代わりに葉で餅を包む。 |
和名:サンカクイ〔三角藺〕(別名
サンカクスゲ)
学名:Scirpus triqueter カヤツリグサ科ホタルイ属 |
ユーラシア大陸に広く分布し、日本では北海道から南西諸島に見られる。池や河川の湿地に群生する。細長い地下茎を横走り、群生し、高さ50-100pになる。茎は三稜形。7-9月、花序は茎の上部に側生状につき、短い柄を出して4-15個の小穂をつける。小穂は茶褐色、長さ1cm前後の長楕円形から卵形。
和名は、茎の断面が三角形で花の様子がイ(イグサ)(イグサ科)に似ていることによる。
台湾では草履表や帽子、ハンドバッグなどに編まれる。 |
和名:サンゴジュ〔珊瑚樹〕
学名:Viburnum odoratissimum var. awabuki スイカズラ科ガマズミ属 |
東アジアからインドに広く分布し、日本では関東地方南部以西の本州、四国、九州、南西諸島に見られる。海岸近くの照葉樹林に多く、時に内陸の山地にも生育する。高さは3-10mになる。葉は対生し、葉身は長楕円形。厚い革質。花期は6月頃。果実は楕円体で長さ7-8o、10月頃赤く熟す。
和名は、赤い果実が密に集まった様をサンゴに見立てたもの。
よく生け垣にされ、燃やすと泡がでてアワブキの名もあるほど材に水分が多く、防火樹にされた他、海岸では防風林にされる。 |
和名:サンショウ〔山椒〕
学名:Zanthoxylum piperitum ミカン科サンショウ属 |
北海道から九州に分布し、朝鮮半島南部にも見られる。低地から山地の湿った林内に生育する。葉の基部近くの枝に対生ときに単生する刺がある。葉は奇数羽状複葉。葉肉内にはミカン科特有の油点があり、つぶすと特有の香気を発散する。雌雄異株。花期は4-5月。果実は8月下旬から赤褐色に色づく。
和名にある「椒」はかぐわしいことを意味している。
新芽や若葉は香りが高く、生食するほか果実を香辛料とする。 |
和名:サンショウソウ〔山椒草〕
学名:Pellionia minima イラクサ科サンショウソウ属 |
関東地方以西の本州、四国、九州、南西諸島に分布する多年草。山地の陰湿地に生育し、湿った岩上などを這っているのがよく見られる。高さ10-30p、茎は地を這い、緑褐色を帯びる。葉身はゆがんだ倒卵形で長さ1-3cm、表面は濃緑色、両面に毛があり、ふちに数個の鈍鋸歯がある。雌雄異株。花期は3-5月。淡緑色で雄花、雌花ともに小さな球形となる。 |
和名:シキミ〔樒]
学名:Illicium anisatum シキミ科シキミ属 |
東アジアに分布し、日本では宮城県以南の本州、四国、九州、南西諸島に見られる。モミ林やアカガシ林によく生育する。葉身は倒卵状広披針形で全縁。3-4月、葉腋に淡黄白色の花を咲かせる。果実は袋果が集まり星状で、9-10月に熟す。
和名は、果実が有毒なために悪しき実と呼ばれたのが変化したという説がある。
墓地や自社によく植えられ仏前、墓前にも飾られるが、これはかつて土葬の際に、有毒植物のシキミを墓の周囲に植えたり枝をともして埋葬し、野生動物の掘り返しを防いだことによる。 |
和名:シマイズセンリョウ
学名:Maesa tenera ヤブコウジ科イズセンリョウ属 |
九州南部と南西諸島に分布し、中国大陸、台湾にも見られる。照葉樹林の林床でよく生育する。屋久島では海に近い低地の林縁によくみかける。高さ1mほどになる。葉身は楕円形で先は鋭頭、基部は鋭頭からやや鈍頭、縁は波状または歯牙状の粗い鋸歯がある。3-4月、葉腋に、裂片のやや外曲した白い広鐘形の小花を多数つける。液果は径3.5-4mmの球形。 |
和名 ジャケツイバラ[蛇結茨]
学名 Caesalpinia decapetata var. japonica マメ科ジャケツイバラ属 |
宮城、山形県以南の本州、四国、九州、南西諸島に分布し、朝鮮半島、中国にも見られるつる植物。川原に面した林縁に生育することが多い。幹には刺がこぶ状に残り、鬼の持つこん棒のようになる。葉は2回偶数羽状複葉で小葉は楕円形。葉軸や葉柄にも刺がある。5月下旬、枝先に黄色の総状花序を上向きにつける。秋、やや偏平で長楕円形の豆果ができる。
和名は、枝に鋭いかぎ状の刺があり、絡まる様子による。 |
和名:シャシャンボ
学名:Vaccinium bracteatum ツツジ科スノキ属 |
東アジアに分布し、日本では関東南部以西の本州、四国、九州、南西諸島の低山に生育する。照葉樹の二次林やアカマツ林によく見られる。葉身は卵状楕円形で光沢があり、上部に細かい鋸歯がある。6-7月、細長いつぼ型の白い小花を多数咲かせる。果実は球形で、径約5o、12月頃に粉白色を帯びた黒紫色に熟し、食べられる。
和名は、果実が小さいことに由来する、ササンボ(小小ん房)から変化したとされる。 |
和名:ジャノヒゲ〔蛇鬚〕(別名 リュウノヒゲ)
学名:Ophiopogon japonicus var. Japonicus ユリ科ジャノヒゲ属 |
東アジアに分布し、日本では北海道から九州までの各地に見られる。林床や林縁に生育し、庭園に植えられることもある。葉は線形で叢生する。葉質はやや硬い。7-8月、葉の間から花茎を伸ばし、径約1cmの淡紫色まれに白色の花をつける。子房は花後ほとんど発達せずに破れるため、種子が果実のように見える。種子は球形で径約7mm、11月頃、濃青色に熟す。
和名は、細くて叢生する葉を鬚に見立てたもので、別名も同様の理由による。 |
和名:シャリンバイ〔車輪梅〕
学名:Rhaphiolepis indica var. umbellata バラ科シャリンバイ属 |
日本では宮城・山形県以南の本州、四国、九州、南西諸島に分布し、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピン、ボルネオにも見られる。暖地の沿海地の砂地によく自生する。高さ1-4mになる。葉身は長楕円形、縁には浅い鋸歯がまばらにある。5月頃、枝先に円錐花序を出し、直径1pほどのウメのような白色の花を多数つける。果実はナシ状果で直径約1cmの球形、10-11月に黒紫色に熟し、表面は白い粉をかぶる。
和名は、梅のような花で枝や葉が輪生状に出ることによる。 |
和名:シュンラン〔春蘭〕(別名 ホクロ)
学名:Cymbidium goeringii ラン科シュンラン属 |
北海道の奥尻島から九州、屋久島まで分布し、中国にも見られる。低山のやや乾いた林下に生育する。葉は叢生し、線形、縁はざらつく。3-4月、葉より低い花茎の先に、1個の淡黄緑色の花をつける。朔果は直立する。
和名は漢名に由来し、春に咲く代表的なランという意。別名は、唇弁の斑点をホクロに見立てたためとする説がある。
花と花茎が食用に、塩漬けの花は蘭茶にされるが、近年では野性のものが減少しつつある。 |
和名:ショウベンノキ〔小便木〕
学名:Turpinia ternata ミツバウツギ科ショウベンノキ属 |
四国南部、九州南部、南西諸島に分布し、台湾にも見られる。照葉樹林の二次的な林に多く、谷部の湿った場所に生える。高さは7-8m、ときに15m前後になる。葉は対生し、3出複葉、まれに1枚または5枚の小葉を持つ。小葉は柄があり、楕円形、縁には鋸歯がある。葉質は厚く光沢がある。5-6月、枝先に円錐花序を出して緑白色の小さな花を多数つける。果実は径1pほどの楕円形の液果で、赤色に熟す。
和名は、この木を切ると樹液が多く出ることによる。 |
和名:シライトソウ 〔白糸草〕
学名:Chionographis japonica ユリ科シライトソウ属 |
秋田以南の本州、四国、九州に分布し、朝鮮半島南部にも見られる多年草。山地の林内や谷沿いに生える。根生葉は放射状に展開し、倒披針形、ふちは細かい波状となる。花茎は高さ15-40pで線形の茎葉がつく。5-6月、白色の花が多数集まって咲き、穂状をなしている。花は下から順に咲く。
和名は、細くて白い花被がついた花の様子を巧みに表現したもの。 |
和名:シラカシ〔白樫〕
学名:Quercus myrsinifolia ブナ科コナラ属 |
本州、四国、九州、屋久島までの山地に分布し、韓国(済州島)、中国中南部にも見られる。関東地方では人家の周りに植えられ屋敷林になっている。高さ20mほどになる。葉身は長楕円状披針形、先は鋭くとがり、上半分に鋸歯がある。雌雄同株。花期は4月頃。堅果は年内10月頃に熟し、広楕円体で長さ約1.5cm。殻斗には6-8層の輪がある。
和名は、葉の裏面が粉白色を帯びるため、あるいは材が白いため、といった説がある。 |
和名:シラキ〔白木〕
学名:Sapium japonicum トウダイグサ科シラキ属 |
本州、四国、九州、南西諸島に分布し、朝鮮半島、中国にも見られる。山地のブナ林の下層に生育するが、低地の二次林でも見られる。高さ5-6mになる。若い枝を傷つけると乳白色の液が出る。葉柄の上端に2個の腺体をつける。葉身は長さ12-16pの卵形、縁に鋸歯はなく、裏面はやや白味を帯びる。雌雄同株。5-7月、枝先に総状花序を出し、上部に黄色の雄花を、下部に数個の雌花をつける。
和名は、材が白いことによる。 |
和名:シラタマカズラ[白玉蔓]
学名:Psychotriaserpens アカネ科ボチョウジ属 |
紀伊半島、四国、九州、南西諸島に分布し、中国,台湾,インドシナ半島にも見られるつる性の常緑木本。明るい林内や林縁に生える。茎ははじめ地を這うが、後に気根(付着根)を出して他の木の幹や岩上を這い上がる。葉は対生し、葉身は卵状楕円形で全縁、光沢がある。5-7月、茎の先に花冠の5裂した白い小さな花をつける。果実は液果で、11月頃径5mmほどの球形の白い果実をつけ美しい。
和名は、白玉のような果実をつけ、つる植物であることによる。 |
和名:シロダモ
学名:Neolitsea sericea クスノキ科シロダモ属 |
東アジアの暖温帯から亜熱帯に分布し、日本では本州、四国、九州、南西諸島の低地や山地の照葉樹林にやや普通に生育する。高さ約10mになる。葉身は長楕円形で長さ10-18cm、3本の脈がはっきりとする。革質で、裏面は白色。雌雄異株。10-11月、葉腋に黄褐色の花を密生させる。果実は楕円体で長さ1.3-1.5cm、翌年の11月頃赤く熟す。
和名は、葉の裏が白いタモ(この語源は不明)の意とされる。
種子からはロウがとれた。 |
和名:スギ〔杉〕
学名:Cryptomeria japonica スギ科スギ属 |
全国に広く植林されているが、自然分布は本州、四国、九州に見られ、中国にも分布する。自生地は乾いた尾根や湿った沢などの乾湿両極端な場所。屋久島では標高650m付近から山頂近い1850m付近までの広い範囲にわたって生育し、尾根部ではモミ、ツガ、ヒノキなどと、中腹部ではアカガシ、ウラジロガシ、ヤマグルマと混生し、谷部では優占する。幹直径2mにも達し、樹皮は赤褐色で縦に裂ける。葉は針状で、枝にらせん状に並ぶ。屋久島のスギでは、1000年以上を経たものは特にヤクスギと呼ばれる。
和名は、まっすぐ成長することで、直木(すき)から転じたものといわれる。
杉は最も寿命の長い樹木で、各地で神木とされる古木も多い。 |
和名:ススキ〔薄、芒〕(別名 カヤ、オバナ)
学名:Miscanthus sinensis イネ科ススキ属 |
北海道から南西諸島に分布し、樺太、朝鮮半島、中国北部、台湾、マレーシアなどにも見られる。低地から山地まで生育する。葉は細長く縁には鋭いとげがあり、不注意に扱うと手を切ることがある。8-10月、茎の先に穂を出す。
和名の語源は、「すくすく立つ木(草)」の意とも、ススはササに通じ細い意によるなどの諸説がある。穂を尾に見立てて「尾花(オバナ)」ともよばれる。また、茎と葉は茅葺屋根の材料とされ、古くからカヤ(茅)ともよばれる。
秋の七草のひとつ。 |
和名:スダジイ(別名 イタジイ)
学名:Castanopsis sieboldii ブナ科シイ属 |
福島、新潟県以南の本州、四国、九州、屋久島まで分布し韓国南部にも見られる。照葉樹林の代表的な樹種で、カシ類などとともに優占し、暖温帯の極相林をつくる。幹は黒褐色で、大木になれば縦に大きく深い割れ目ができる。葉は互生し、葉身は広披針形で先は尾状に伸びる。革質で表面は深緑色、裏面は金褐色。5月頃、長さ10cmほどの、穂状の雄花序、雌花序を出す。雄花序の香りは強い。堅果は10月頃熟し、食用にされる。
和名、別名とも由来は不明。
材は、建築やしいたけ栽培のほだ木に用いられる。 |
和名:スナズル〔砂蔓〕
学名:Cassytha filiformis クスノキ科スナヅル属 |
熱帯から亜熱帯に分布し、日本では鹿児島県の佐多岬、屋久島以南の南西諸島、小笠原諸島に見られる。長さ1mほどになる寄生植物で、グンバイヒルガオなどに半寄生する。茎は細く黄色又は橙黄色の紐状。葉は鱗片状に退化している。花は通年開花する。果実は径6mmほどで熟すと白色になる。クスノキ科の中でも特異な存在の植物である。
和名は、砂浜に生えるつる性の植物の意である。 |
和名:センニンソウ〔仙人草〕
学名:Clematis terniflora キンポウゲ科センニンソウ属 |
北海道南部から南西諸島に分布し、朝鮮半島、中国、台湾にも見られるつる植物。日当たりの良い林縁や草原、道端に普通に生育する。葉は3-7小葉を持つ羽状複葉。小葉は卵形でやや光沢がある。8-9月、十字に開いた4個の花弁のような純白な萼片を持つ花が円錐状に集まって咲く。痩果が熟す頃、宿存する花柱は銀白色の毛を羽状に密生する。
和名は、果実につく毛を仙人の鬚に見立てたためという。 |
和名:センリョウ[千両]
学名:Chloranthus glaber センリョウ科センリョウ属 |
広く東アジア、東南アジアに分布し、日本では房総半島以西の本州、四国、九州、南西諸島の照葉樹林の林床に生育する。葉は対生し、葉身は長楕円形、先はとがり、縁には鋸歯がある。6-7月、茎の頂部に2-4cmの複穂状花序を出し、小さな花を多数つける。11月頃、茎の頂部に朱色の果実が熟す。花のない正月に緑の葉と朱色の果実が美しいので、マンリョウ(ヤブコウジ科)と共に縁起物として使われる。
和名はマンリョウ(万両)に対してつけられたとされる。 |
和名:ソナレムグラ
学名:Hedyotis strigulosa var. parvifolia アカネ科フタバムグラ属 |
東南アジアの暖温帯から熱帯に分布し、日本では関東地方以西の本州、四国、九州、南西諸島の海岸の崖地に生育する。葉は対生し、柄はほとんどなく、長楕円形または倒卵形で全縁。葉質はやや多肉で光沢がある。8-11月、各枝先に1-3個ずつ白色の花を咲かせる。果実は朔果。
和名は、磯馴葎(あるいは石馴葎)と解され、海岸の岩の上に生えるムグラを意味すると思われる。 |
和名:ソヨゴ
学名:lex pedunculosa モチノキ科モチノキ属 |
関東地方以西の本州、四国、九州に分布し、中国、台湾にも見られる。山地の明るい林に生育する。高さ3-5mになる。葉身は卵状楕円形で先は鋭くとがり、基部は円形、ふちは波打つ。やや薄い革質。雌雄異株。6月頃、白色の花を下垂した花柄の先に咲かせる。果実は球形で径約7mm、10-11月に赤く熟す。
和名は、そよぐという意で小枝が風にゆれると葉が擦れて音がすることによる。 |